秋にひまわり?

ひまわりは夏の花、太陽に向かって花を咲かす情熱の象徴と受け取っていた。ところが9月中~10月にヒマワリが咲いているとの情報をテレビで知り、どんなものか9月末に訪れた。

 場所は京都市西京区大原野の休耕田の一角。「太陽」、「フロリスタン」、「ブラドレッド」など18種類のヒマワリが咲いていた。品種により咲き終わったもの、最盛期のもの、これから開花を迎えるものなど様々、ほぼ同方向(東向き)に花が向いている。

 テレビやラジオで情報を得た人が次々と「どこにあるのか」と聞いてやってくる。ひまわり畑の中に入ると、花に囲まれた別世界。黄色い花びらに囲まれた褐色の丸い部分が目立ち、季節の秋を忘れ夏だと錯覚しそうになった。

どのような経過でこの企画が行なわれたか調べてみると、「農業の後継者不足で休耕田が続出し、放置すると土地が痛み、景観が損なわれる。田畑を花でいっぱいにして、来てくれる人増やして地域の活性化の第一歩としたい」との思いが詰まっていた。

 これらひまわりは、京都桂高校の生徒らが種から育て苗にし、その苗を地域の人たちに協力を呼び掛け、約3100株を植えたもの。そんな話を知ると、備え付けの「ひまわり募金」の筒にそっと志をいれた。

来年はひまわり畑近くのあぜ道の約140mにヒガンバナが植えられる計画とか。赤と黄色の豪華な競演を見に、来年もまた訪れたいと思った。  (京都の向GIE)

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