雨が降る日に届いた荷物。
「重いから玄関まで入れますよ。」 そのありがたいお申し出を「大丈夫です。」とお断りしなくちゃいけない時の残念感・・・・・
だって、玄関の横の窓から自宅警備しているワンコが、警戒モードから臨戦モードに突入したのが見えたから。
可愛い顔して、性格に難あり！のワンコ。
「素晴らしい番犬ですね。」と誉めて下さる方もいるけれど、私がワンコに望んでいるのは「優勝な番犬」ではなくて、「愛想」と「癒し」なんやけど。
我が家で引き取って3年過ぎても、まだ家族以外には警戒感が強くて、引き取る前に楽しみにしていた『ワンコ友達を作って、お喋りしながら散歩』という夢は、美しい夢のままで終わっています。（現実になりそうな予感すらない！）
獣医さんとこの甲斐犬は、立派な狩猟犬のはずなのに、奥様と散歩の途中にばったり出くわしたイノシシを前に、ワンとも言わず奥様を見捨てて自分だけ一目散に逃げ帰って、犬小屋の奥に隠れて震えていたそうで、みんなが「お前はそれでも狩猟犬の甲斐犬か？」と絶句したそうです。
うちのワンコは、イノシシに出会ったら立ち向かって噛みついて、絶対に私を守ってくれるという信頼感はあるのだけど、小さいトイプードルにそこのところの獰猛さは求めてないからっ。
我が家がペットに求めているのは、協調性と穏やかさだからね。
愛玩犬のはずなのに、なんでそこが欠けている？
もう少しいい加減になって、心穏やかになったら楽に過ごせるのに、不器用なワンコやわ。
でも器用に立ち回れるワンコだったら、人間に牙をむくこともなかっただろうし、捨てられることもなかったし、我が家にはこなかっただろうなぁとも思います。
「この子は、行くべきところに来たんだと思いますよ。」という獣医さんの言葉を信じて、そのままでいいよ～。
可愛い顔して、性格に難ありのワンコです。
♪Aki♪
