聞香処

 先日、京都に遊びに来てくれた友人と文具などで有名な鳩居堂の新店「聞香処」へ行って来ました。
ここでは喫茶スタイルで気軽にお香が楽しめます。聞香は電子香炉を使用します。熱の強弱によって香りのニュアンスも変わるとか。私たちは2種類のお香を注文しました。

一つ目は「伽羅」。香りはバニラのような、なんともいえない甘い香り!ふんわりと立ち込めました。

二つ目は「沈香」。最初は甘く、その後爽やかな柑橘系。香りに変化が見られました。
今は電子香炉という便利なものがあるのですね~。感心することしきり。
お香を楽しんでいる間私は平安時代の貴族を思いました。源氏物語の中で光源氏が自分の娘の花嫁道具のために縁のある方々にお香の調合をお願いして、そのお香を弟である兵部卿の宮がききくらべをする・・・そんな場面もあったな~と。

お香の後はお茶とお菓子。一保堂茶舗の煎茶とレストランモトイが作る大徳寺納豆や紅茶を使用したマカロンを頂きました。どちらもとてもおいしかったです。日頃の忙しさを忘れるとても優雅で楽しい一時でした。

 

くらら