コロナ禍の手術

娘の手術日はコロナ第2波のピークから少し落ち着いた昨年の9月初旬でした。約8年ぶりの弁置換の手術です。入院前のPCR検査も無事陰性でまずはほっと一安心。
コロナ禍での入院なので、面会等に制限がありましたが、9歳の我が子は知的障害と自閉症があるので付き添い入院でした。
 
どの親御さんも1番に心配するであろう
「無事に成功するだろうか」という思い。
 
しかし私にとっての心配事は、
・点滴を抜いたりしないか
・癇癪はおきないか
・病院食をちゃんと食べるか
・手術前の絶飲食に耐えられるか
・術後の水分制限に耐えられるか
 …etc
 
「考えたってキリがない!」
「なるようになるさ!」
手術前夜まで母の胃腸はぐるぐるゴロゴロ…
 
結果、
点滴は2、3回抜きました(^^;)
付き添いだったので癇癪はいつもよりは少なめ。
病院食は主に母が頂き、娘は一階のローソンにお世話になりまくり(笑)
予想だにしなかったハプニングもありましたが、
1番気がかりだった絶飲食、水分制限はゆっくり
説明したり、病棟の紙芝居を見せたら理解できたようで暴れる事なく、クリアできました。
 
手術当日、バイバーイと手を振りながら、自ら歩いて手術室へ消えていった娘。
ICUから2日振りに出てきた時の娘の表情。
発達年齢は2歳位ですが、全部が全部2歳じゃないんだなと。
親が思ってる以上に娘は強かった。
無事に成功した喜びと、沢山の成長を見れた事の
喜びに、胸が熱くなりました。
 
1ヶ月とちょっとの入院期間、様々な不安や、
家族に会えない寂しさを紛らわせてくれたのは、
この病室から見える夕日の美しさでした。
 
 
この美しさに何度心が洗われたことか…。
 
病棟の医師、看護師さん、休職して次女のお世話と配達をしてくれた主人やお姑さん、頑張っておられた乳幼児のお母さん方々、「いつ退院や?」と心配してくれた掃除のおっちゃん…。
たくさんの人々に支えられ、乗り越えてこれた事に
感謝の気持ちでいっぱいでした。
 
お陰様で術後9ヶ月が経過しましたが、
気づいたら空を見上げることすらなくなった、
余裕のない、怒ってばかりの毎日…。
 
まだまだ先が見えない日常は続いてますが、
初心忘るべからず!!
毎日一回は深呼吸して、小さな幸せを1つでも見つけて感謝していかねばなぁと思います(^^)
 
ハンドルネーム tomokonoie