晩秋の鯖街道を行く

きままなブラリ旅を年に一回程度はとの思いで、晩秋の頃、鯖街道を通りマキノ温泉周辺でゆっくり・・・・と友人らとドライブに出かけた。

当日の天候は曇り時々雨の予想。天気の機嫌を伺いながら、朝9時ごろ出発した。京都市内走行中は雨には出会わなかったが、八瀬の国道367号(鯖街道)に入るとぽつぽつと雨が降り出し、大原を通過する頃には本降りになった。途中、道の駅「くつき新本陣」で、コーヒーを頼み小休止、朝市のような出店が道の駅周辺に出ていた。店では果物や野菜に交じって、山の中なのに魚を販売しているコーナー(鯖も並んでいた)もあった。そこから一路マキノ温泉を目指し、車を走らせた。紅葉はあるもの、赤より銀杏の黄色が目立つ比良山系の裏手の景色を見ながら、時には車を止めそれらの景色をカメラに収めた。雨がさらに強くなり、車をおりる機会も少なくなり北へ北へと車を走らせた。

マキノ温泉の手前に、約2.4キロにわたる、高さ10メートル超えるメタセコイアの並木道があり、そこで車をとめ景観を眺め、その壮観さにしばし見とれながら散策した。他にも沢山の人が車をとめ思い思いの散策を楽しんでいた。そして本日の目的地、マキノ白谷温泉に丁度12時に到着。地元の入浴客も多く、銭湯のような雰囲気の温泉で、露天風呂から比良山系がみられると案内にはあったが、霧がかかりみえなかった。温泉につかりしばしドライブの疲れを癒した。その後昼食を道の駅「マキノ追坂峠」で、かすみのかかる琵琶湖を眺めながらすました。帰路では雨は上がったものの、国道161号、湖西道路とも予想以上の込み方だったので、ゆっくりしていると帰りがいつになるか分からないとの判断で、散策もそこそこに、渋滞を避けるため抜け道を探しながら帰路についた。 

(向GIE)