ワンコが我が家にやって来た!!

 

末っ子は4番目。上の子達とは10歳以上離れています。

末っ子が小さい頃は、6人家族で毎日にぎやかでしたが、中学生になる頃には3人家族になりました。もともとの一人っ子ではないので、一人っ子状態は寂しかったようです。

その末っ子から犬を飼いたいと言われた時に、私が出した条件は2つ。

★犬は買いません。この中から選ぶこと

★体重は5キロまで。(何かあった時に抱えられないから)

そして昨年11月4日、少々暗い目をして心細げにHPに掲載されていたワンコが我が家にやって来ました。

今までどんな経験をしてきたのかわかりませんが、やってきたワンコはアバラ骨が浮いて見え、獣医さんから「まず太らせてください。」と言われるほどのガリガリで、ストレスからか栄養失調からなのか、毛はハゲハゲで、残っている毛もゴワゴワ。可愛い顔して、気に食わないとお口が先に出てしまうワンコでした。

 はじめまして

 

 

 

 

  

 

3人とも犬を飼うのは人生初! いろいろあることは承知の上でしたが、愛情があれば大丈夫、なんとかなると思っていました。でも、それは人間の傲慢な思い込みでした。

ワンコの心の傷は思っていたよりずっと深かったようで、外の世界も人間も怖くて散歩に行けない引きこもり犬だし、私を2回も噛むし・・・・

『世の中、愛情だけではどうにもならないものもある』と悟って、獣医さんにドッグトレーナーを紹介してもらいました。賢いトイプードルだけに、プロの手を借りても、叱るといじけるし、褒めると図に乗るし、と、手のかかること人間並み!

 

自信をつけさせるために、外に出すたび「怖くない、怖くない、大丈夫!」「偉いね!上手に歩けるね~(このセリフ、四ツ足の犬に言う言葉?)」と、ひたすら褒めまくり、4ヵ月かけてやっと近所を歩けるようになり、噛むこともなくなりました。

今は、相手が誰でも、どんな場所でも、どんな状況でも、こちらの指示にすぐに従うように、散歩中に「お座り!」「サイド!」のコマンドを入れながら、毎日修行中です。

褒める・叱るのメリハリをつける。叱る時は声のトーンを下げてはっきりと強く、褒める時にはテンションをあげて、高いトーンでワンコの頭をガシガシしながらオーバーに、ただひたすら全力で褒めまくる。

「Good!!Good boy!! な~んていい子なの! ほんま賢いわ~ 天才やわ~!! お座り上手やね~」 褒め言葉のボキャブラリーが乏しい私。

褒める相手が犬で、褒める場所がご近所の路上では、ハードル高すぎやわっ! (-_-)

 

ほめて

 

 

 

 

 

 

 

先生に「上手に褒められなくて・・・」と、控えめに『私には無理・・・』と訴えたら、「私も恥ずかしいですよ~。知らない人が見たら、ちょっと危ないって思われてると思います。でも恥ずかしいと思っていたら犬の訓練はできません。」とバッサリ。

山科で、思わず恥ずかしくなるほど、犬を褒めながら歩いている人を見かけたら、たぶんきっと、それは私です・・・・見なかったふりして通り過ぎてね。       ♪Aki♪